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2010年3月10日 (水)

よい上司ほど部下をダメにする/ジャン=フランソワ・マンゾーニ、ジャン=ルイ・バルスー

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部下の成績が伸び悩む原因の大半は上司にある。上司は知らず知らずのうちに一部の部下に「できないヤツ」というレッテルを貼り、その部下を失敗に導く仕組みを作り出していることが少なくない。私達はこの現象を「失敗おぜん立て症候群」と呼んでいる。(P14)

「失敗おぜん立て症候群」

面白いネーミングだが、本質をついている

最初に上司が部下に「できないヤツ」というレッテルを貼ると、後は知らず知らずのうちに双方が負のスパイラルの中に巻き込まれてしまうというのだ。

例えば、上司がいったん部下のことを「できないヤツ」とレッテルを貼ってしまうと、まじめなよい上司ほど「俺がなんとかしてやろう」と思い、「手厚い指導」をするようになる。

「できない」部下の仕事は不安なので、頻繁に報告を求め、細かくチェックし、場合によってはやり方まで具体的に指示をする。

部下は上司がこれだけ口うるさく指導するのは、おそらく自分がダメ社員だからだろうと思い込み、仕事にも自分にもますます自信がもてなくなってしまう。そうすると上司はますます手厚い指導をするようになる。

こうして部下をダメにする仕組みが形成される

まさに負のスパイラルである。

面白いのは、上司ばかりか部下もが共同でその仕組みを作りあげてしまうということ

しかも当事者は、そのことにほとんど気づいていない

これに似た状況は私の周りでも掃いて捨てるほどある。

結局人間が人間を変えることなどできないのではなかろうか?

この人間に対する謙虚さからスタートすべきではないだろうか?

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