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2010年3月16日 (火)

「わからない」という方法/橋本治

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この本で私が繰り返し言うことは、「なんでも簡単に”そうか、わかった”と言えるような便利な”正解”はもうない」である。(P226)

現在は答えのない時代と言われている。

21世紀はイデオロギーの時代であり、進歩を前提とする理論の時代だった。「その”正解である理論”をマスターしてきちんと実践できたら、すべてはうまくいく」という思い込みが、世界全体に広がっていた。

しかし、これは思い込みであろう。

「自分の知らない正解がどこかにあるはず」と多くの人が思い込んでいたにすぎないのではないかと思う。

21世紀になって、多くの人々はこの思い込みから目覚め、「もしかしたらもう正解はないかもしれない」という不安感が漂うようになった。

問題は、「正解がないかもしれない」と思ったとき、そこで立ち止まってしまうか、それとも、そのなかで試行錯誤を繰り返し、一歩、また一歩と、正解に近づいていけるかだと思う。

そのためには頭でわかることではなく、身体でわかることを求めることであろう。

わからないから何もやらないのではなく、わからないからこそ、動いてみることである。

それが「わからないという方法」ではないだろうか。

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