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2010年4月25日 (日)

行動経済学/友野典男

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感情の働きは大きい。感情が物質と同様に怪をもたらすゆえに、人は行動するのである。

利他的行動は、他者に与えるそれ自体が、また他者が喜ぶことに対して、あるいは「他者と協力する」という規範を守ることに喜びを感じることで生じる。この意味では、自己の満足を追求する結果として利他的な行動が生じるのであるから、言葉の厳密な意味では利己的な行動ということができよう。

要するに、人間は利己的に効用最大化を目指しているということになる。

結局、人間は、自分を取り巻く環境や生態に適した決定を行うという意味での合理性を持っていると言うことができよう。(P380)

人間は感情で動いている。

たとえ、利他的な行為であっても、それは自分の快を求める一つの形であって、厳密な意味では利己的な行動だと言える。

そしてその集合体としての経済も感情で動いている。

感情で動くということと、合理性とはまったく逆の概念であるかのように考える向きもあるが、そうではない。

感情で動き、その感情によって得られる快という利益を最大化させようとして行動する、という意味では、人間は極めて合理性をもって生きていると言える。

つまり感情と合理性は、相反するものではないということであろう。

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