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2010年4月19日 (月)

法律より怖い「会社の掟」/稲垣重雄

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日本人の自我は対人関係を基礎としており、さらに相対的であり状況に対応して変化するということになる。自分の自我は相手によって支えられているのだから、関係を切らないように努め、できるだけ摩擦を避けようとする。これが思いやりとか、互譲の精神とか言われるものを生み出す。反面、「あの時、きちんと断っておけばよかった」とか、「もっとはっきり主張すべきだった」という後悔を、人生で一度も経験したことのない日本人は少ないだろう。(P42)

日本人の自我が対人関係を基礎としているということの一つの現れは「空気を読む」ということばに現れているように感じる。

おそらくこれほど、「場の空気」というものを気にする国民はいないであろう。

いや、日本人の意味するところの「空気」という概念さえない国民が大多数ではないだろうか。

ただ、良きにつけ悪しきにつけ、これが日本人なのである。

このような日本人独特の他者との関係性の中に自らの自我を形成するあり方が、日本人の行動様式になっているのは確かなようである。

そして、そのような日本人として、日本の中で形成された社会、会社、共同体、家族の中でこれからも生きていかなければならない。

日本人としてどのような生き方をすべきか、日本人として組織と個人の関係性はどのようなものがもっとも良い形なのか、これからも模索していく必要がある。

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