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2010年6月29日 (火)

自分を棚にあげて平気でものを言う人/齋藤勇

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自分のことを棚にあげて、相手を罵る深層心理のメカニズムは何か。それは、精神分析でいう「投影」あるいは「投射」(プロジェクション)と呼ばれる心理メカニズムである。

自分自身の心を守るために、自分では認めたくない自分の欠点や悪い部分から目をそらし、他人を攻撃するという自我防衛メカニズムの一つなのである。これは防衛メカニズムの中でも有力な方法だ。しかし、自分の心の中の問題を自分の中だけで解決しないで、他人に被害を及ぼすという点で、すこぶる人迷惑で、厄介な防衛策なのである。(P18)

自分のことを棚にあげて、相手を罵る人が最近増えてきた。

人は誰でも自分の欠点や悪い部分を知っている。

知っているどころか、いつも気になっている。

そんなとき、自分と同じ欠点を持っている人が目の前に表れたら、同病相憐れみ、友達になろうとすると考えがちだが、そうではない。

特にプライドの高い人は、そんな負け犬的な友情を抱こうとはしない。

まったく逆の行動に出る。

つまり相手の欠点を非難する。

相手を悪く叱る。

大声で口汚く、その欠点や行為を罵る。

上司は部下を叱りとばす。

部下は居酒屋で、上司の欠点を罵る。

そして、大声で相手を罵ればそのことによって日頃押さえている鬱憤を発散させることができる。

相手を罵ることが本人にとって何よりの快感となる。

だから、益々その行為がエスカレートしていく。

まるで麻薬のようなものである。

良い悪いは別にして、このような人が社会的に増えているという現実をしっかりと受け止めていく必要がある。

問題はそのような人と出会った時、あるいはそのような事態に直面したとき、自分はどう行動するかということであろう。

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