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2010年6月 3日 (木)

謝罪の文章術/宮川俊彦

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謝罪会見の場で記者席から怒号が飛んだりする。そのつど画面のこちら側で見ている私などは「偉そうに」「お前は何様か」とつぶやく。頭を下げて神妙な顔をしている者に対してのこれでもかという執拗な「いじめ」。ここにも倒錯が感じられてくる。

謝らせればいいのか、だ。

だから、事件の渦中にあっても堂々と会見を開き、罪を罪として認め、すみませんという当事者には、手も足もでなくなってしまう。その程度の謝罪要求と儀式だということだ。

そういう時代に対応していく個人は、その一般認識水準と自己の立場を洞察して、より効果的でマイナスをプラスに転化していく戦略的な表現はしやすいということになる。

まじめで率直な人間ほど重荷を背負う。詰め腹のケースもある。表現は狡猾にと私は言わない。しかししたたかに生き延びるために戦略的な自己表現を自己として獲得していくべきなのだと語りたい。

「諸君、言葉は武器だ」(P174)

現代は、言葉が非常に軽くなっているように感じる。

政治や企業のトップの言葉も軽い。

テレビを観れば、無意味な言葉が行き交っている。

そして、この言葉の軽さが、様々な問題を引き起こしている。

しかし、このような時代だからこそ、言葉の重要性を理解し、言葉を戦略的に使える人間は光ってくるのではなかろうか。

言葉を大切にしていきたい。

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