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2010年6月20日 (日)

本能の力/戸塚宏

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快は心地よいので人間はその状態を目指し、到達すればそこに留まろうとします。逆に不快は嫌だからそれを取り去ろうとします。ということはこうも言えます。人間は快の状態では動かないが、不快の状態では動かざるを得ない、と。

人間の進歩は、不快を取り去ろうと行動を起こすことによって初めてもたらされるのです。つまり、人間が進歩するためには「不快」が必要不可欠なのです。本能に基づいている限り、不快感は「悪」ではなく「善」なのです。(P23)

20年以上前、「戸塚ヨットスクール事件」で有罪となった戸塚氏の言葉。

戦後の日本の教育が、過度に子供たちの「不快感」を人為的に取り除こうとした結果、様々な問題を引き起こす要因となったということは、一理あると思う。

日本の教育は、間違った平等意識から、過度にお互いの競争を排除し、また人権という名のもとに体罰を排除してきた。

それによって、今様々な問題が起こっている。

だから、「不快」は「善」なのだと戸塚氏は言う。

そして、海上の訓練によって最も質の良い不快を与えることができる、と言う。

つまり、人間、自分の命の危機に直面した時に、生きたいという本能の部分が目覚めるということ。

戸塚氏の考え方を全面的に支持するわけではないが、考えるべき点も多々あるのは確かだ。

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