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2010年6月25日 (金)

ピクサー流マネジメント術/エド・キャットマル

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クリエイティブにかかわる仕事においては、いったん製作が進行しはじめたら、経営者は「リスクを管理したい」「リスクを軽減したい」という本能に逆らわなくてはいけません。

しかし、これは、なかなか実現できていないのが実情です。

映画ビジネスやその他のクリエイティブな業界において、リスクを回避したいという本能は、新しいものを生みだそうという意欲を殺いでしまいます。それだけではありません。時には、他者の成功を模倣するといった事態さえ引き起こしてしまいます。

巷に似たような映画ばかりがあふれているのはそのためです。また、良質な映画がこれほど少ないのも、経営者がリスクを選択していないからだと言えます。

独創的なものを生みだしたければ、たとえ困難な状況に直面しているときであっても、”不確実性”を受け入れなくてはいけません。その結果、もしも多大なリスクを冒し、失敗してしまったときは、急いで回復させればいいのです。(P23)

リスクを選択し、不確実性を受け入れる。

これはなかなかできることではない。

特に日本人はそれが苦手だ。

ただ、今後の日本の課題もまさにこの点にある。

今、多くの仕事が海外の安い労働力に奪われてしまっている。

日本の生き残る道は、日本人にしかできない、もっと高度な技術やクリエイティブな仕事のできる人材を育成することだ。

そのためには、リスクを選択する、不確実性を受け入れる。

これがキーワードになってくるであろう。

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