ラーメン屋VS.マクドナルド/竹中正治
米国では「希望」を語り、それを実現するビジョンを語ることが大衆の支持を得るリーダーの必要条件だ。要するに米国のリーダーは不屈の楽観論者でなければならない。大統領選挙で野党の候補が叫ぶのも、「私なら米国を良い方向へ導ける。変革しよう(change)!」という「希望」のメッセージだ。(P48)
どんなに厳しい状況にあっても、米国の大統領は「希望」を語る。
そして民衆もそのような不屈の楽観論者であるリーダーを求めている。
そして人々は、リーダーの語る未来のイメージによって、心動かされ、やる気を喚起され、行動を起こす。
一方、日本のリーダーは「危機」を語ることはあっても「希望」を語ることはあまりない。
アメリカがすべて良いわけではないが、ことリーダーのビジョンを語る能力についてはアメリカの方が優れている。
日本のリーダーと呼ばれている人たちも、この当たりは、しっかりと自覚し、勉強し、身につけるべきだろう。
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