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2010年7月 4日 (日)

インセンティブ/タイラー・コーエン

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基本的な概念をきちんと説明すれば、経済学は理解できるはずだ。優れた経済学者は、人は、誰にでも理解できる経済原理に基づいて生活していると考えている。決断を下している最中には必ずしも自覚していないのだが、経済学的な議論やメカニズムは理解できるはずだ。結局のところ、経済学の議論は人間をめぐるものなのだ。だから、的確な議論であれば、われわれの脳の「あっ、そうか」と感じる部分を刺激するはずなのだ。

もしあなたの自叙伝を読んでみて、その内容をよく覚えていないどころか、まったく記憶にない出来事ばかりならどう感じるだろう。何かがおかしいと思うのではないだろうか。経済学の主張についても同じことが言える。議論を理解できないとすれば、自分ではなく、議論に問題がある。誰もが知っていることだが、「あっ、そうか」の瞬間は、なるほどと納得でき、その後何年にもわたって生き方の指針になるほど強烈なものになりうる。

「あっ、そうか」という言葉が発せられるとき、その言葉を発しているのは、誰しもの内に眠る「内なるエコノミスト」である。(P14)

私にとって経済学は専門ではないが、それに関連する本を読んでいて、「あっ、そうか」と感じることがある。

そして「あっ、そうか」という言葉が発せられるとき、その言葉を発しているのは「内なるエコノミスト」だと著者は言う。

これは経済学以外のあらゆる分野で共通することだ。

本を読んだり、テレビを見たり、日常生活のいろんな場面で、「あっ、そうか」の瞬間がある。

それは自分の内側から発せられている「内なる声」であって、この瞬間を大事にすることが重要だ。

「あっ、そうか」と感じた時、そこに何かがある。

「内なる声」にもっと敏感になることが必要だ。

「あっ、そうか」の瞬間を大事にしていきたい。

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