ビジネスプロフェッショナルの仕事力/岡島悦子・他
私の見る限り、ビジネスの現場においてスムーズに知的能力が高まっていく筋のよい人には共通した特徴があります。それは結果から逆算して発想しているということです。つまり、能力を上げることを目的とするのではなく、仕事で結果をだすことを目的として、それに必要な能力を作っているということ。そういう考え方が、いわゆる「筋のよさ」に通じているのだと思います。(P3)
これまったく同感である。
特にこれは仕事のとり方にあらわれる。
私の見たところ、仕事のとり方には2通りのタイプがあるようだ。
一つは、まず仕事に必要な能力を十分に身につけ、それからその能力に合った仕事を取ろうとするタイプの人。
もう一つは、自分の能力でできるかどうかは棚に上げ、まず仕事を取り、その後、そのために必要な能力を身につけようとするタイプの人。
結果として、後者の方が成長が早いようだ。
前者のタイプは、いつのまにか能力向上そのものが目的となってしまい、そのため成長が遅い、というよりストップしてしまう。
ある意味、自分の能力でできるかどうかわからない仕事を取るということは冒険である。
しかし、リスクを取らなければリターンも得られない。
ハイリスク、ハイリターン
この言葉の通りである。
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