マネー力/大前研一
21世紀というのは、道のない荒野である。世界中どこに生まれようが、どちらに行ったら水や果実があるのか誰もわからないのは同じ。生き残りたければ能力や技術を磨き、進むべき方向を定め、自分の手で道を切り開くことのできる人間になるよりほかないのである。(P141)
今や日本では、国や会社に頼っていればそれで安心とは言えない時代になってきた。
生き残るためには
自分で能力や技術を磨くこと
自分で進むべき方向を定めること
そして自分の手で道を切り開くことのできる人間になること
と大前氏は言っている。
しかし、現実はどうだろう。
日本人はどんどん内向きになっているような気がする。
新入社員の意識調査を見ていても、定年までこの会社で働きたいという人の割合は年々高くなってきている。
海外出張はできれば断りたいという割合も以前に比較して増えてきている。
本当にこれで日本は生き残っていけるのだろうか。
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