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2010年7月 2日 (金)

人はなぜ、足を引っ張り合うのか/齋藤勇

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行動に合わせるように考えが変わったというと、インテリのあなたは不愉快になるかもしれません。あなたのようなキャリアの方は、人は自分の考えに基づいて行動するものである、と考えていることが多いからです。しかし、それが全てを支配していると思うのは「知の偏重」です。

人間には知・情・意があり、また身体行動があるのです。これらがトータルに働いて、あなた自身を作り上げているのです。

私たちは、思っている以上に、実は日々の行動に影響されているのです。生まれ落ちた故郷の影響を受けているはずですし、毎日通う職場の影響も受けているのです。(P151)

自分の考えと行動が違っているとき、人はストレスを感じ、何とかその矛盾を解消しようとする。

その場合、3つのパターンがある。

A.考えに合わせて行動を変える

B.考えと行動とか違うことの理由を持つ

C.行動に合わせて考えを変える

AとBは容易に想像できるが、Cのパターンもあるということことが重要だ。

例えば、面白くない仕事をしていて、自分と同じ仕事をすることになった後輩には「この仕事は面白いんだぞ」と説明したとする。

するとその人は、「面白い」と後輩に説明している自分と、実際には「面白くない」と感じている自分に矛盾を抱えることになる。

その場合、その矛盾を解消しようとする力が働き、行動に自分の考えを合わせるようになる。

そして、本当に仕事が面白いと感じるようになるというのだ。

人間には「悲しいから泣く」という面と「泣くから悲しくなる」という面がある。

つまり、「まず行動から変える」というのは非常に合理的な手法なのである。

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