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2010年8月17日 (火)

すぐ動く人は知っている/竹村尚子

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少し前の日本人がもっていた「赤信号、みんなで渡れば怖くない」的な発想は、二つの意味でもう通用しなくなっています。

ひとつは、「赤信号は渡ってはいけない時代」だということ。ルールを破ってはいけないのです。たとえみんながやっていても、ルールを破る発想は通用しない時代になっています。法律違反をした会社が一時的にはもうかっても、やがてはつぶれてしまうことがそのいい例です。

もうひとつは、「みんなでやれば安心だ」という時代はもう終わっているということです。みんなと同じなら大丈夫。そんなことはありません。今まではそれで通用してきたかもしれませんが、これからはそうはいかない。みんなでやる横並びの行動にこそリスクがあります。(P44)

今の時代、以前の常識が非常識になりつつある。

その典型的な例が、著者の言う「みんながやっていても、ルールは破ってはいけない」「みんなでやる横並びの行動こそリスクがある」ということであろう。

上記の行動様式は、日本人の昔からもっていた行動様式だと言っても良い。

そして、この二つは、以前はこれが日本人の、ある意味、強みになっていた。

ところが、今の時代、これらは、弱みとなっている。

日本人は、「個」よりも「集団」を大事にしてきた。

そのため、自分の属する会社が例え悪いことをしていても、「みんながやっているから、まあ、いいか」という感覚で黙って会社に従ってきた。

そして、みんなと同じという横並びの発想でいれば、黙っていても出世できた。

会社は会社で、護送船団方式でよかった。

談合で、仕事を回してもらえた。

少なくとも昭和の時代は、そうであった。

しかし、それらの行動は、今の時代、マイナスである。

今や、そのような行動を変えられない個人や会社は生き残っていけない。

非常に厳しい時代だが、ある意味、健全な方向に向かっていると言っても良いのではなかろうか。

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