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2010年8月14日 (土)

日本でいちばん大切にしたい会社2/坂本光司

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近年、社員や下請企業、外注企業を、まるで虫けらのように扱う企業が目立ちます。

しかしその一方で、現場をこまめに歩いてみると、それらとは逆に、感動・驚嘆・感銘するような愛情あふれる人間思い、社員思いの経営を行っている企業も、少なからず存在していることがわかります。

しかも、こうした企業は、例外なく好業績を上げているのです。

最も大切な社員を犠牲にする企業は、業績が悪化・低下すると、決まってその原因を「景気・政策の悪化」「規模の小ささ」「業種の恵まれなさ」「ロケーションの悪さ」、そして「大企業・大型店の進出」といった五つの言い訳を口実に、「問題は外、自社は被害者」と決めつける言動が多いのが実態です。

しかし私が「日本でいちばん大切にしたい会社」取り上げたいと思っている企業は、それらの企業とはまったく異なり、「問題は“外”にある」などとは決して言いません。

逆に問題はすべて“内”にあると考え、五人に対する使命と責任を果たそうと、血の滲むような自己改革を行っています。(P18~19)

ここで言っている五人とは次の人々のことを言う。

1.社員とその家族

2.社外社員(下請・協力会社の社員)とその家族

3.現在顧客と未来顧客

4.地域住民、とりわけ障害者や高齢者

5.株主・出資者・関係機関

そして、特に前の4人に対する使命と責任を果たすことが大事だと言う。

逆にこれらを大事にしない会社が大多数と言える。

このような会社に共通して言えることがある。

それは、原因を外に求めているということ。

そして被害者意識が非常に強い。

自分たちは被害者であって、何もしてくれない国が悪い、国は何をやっているんだ、

と、いつも他者の責任にしてしまう。

私の見たところ、9割以上がそのような会社ではないだろうか。

逆に、「日本でいちばん大切にしたい会社」という本が売れ、

その第2弾まで出版されるというところに、

いかにこの本で取り上げるような会社が少数派であるか、ということのあらわれではないだろうか。

そして、今の時代、ますますこのような会社が減りつつあるような気がする。

経営者は、自分たちの問題として、この点をもっと真剣に考えるべきだろう。

しかし、そう言うと、また経営者からいろんな言い訳が聞こえてきそうな気がする。

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