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2010年9月24日 (金)

サーバント・リーダーシップ/ロバート・K・グリーンリーフ

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ジョアン・C・ジョーンズは大学の教授から良心に従って生き、学ぶことを教わった体験について語っている。

看護学校の2年生の時、教授が私たちに小テストをしました。私は難なく問題をこなしていったのですが、最後の問いを読んで愕然としました。「学校の掃除をしてくれる女性のファースト・ネームは?」これはジョークに決まっている、と思いました。清掃係のその女性を見かけたことは何度かありましたが、名前なんてわかるはずがありません。私は答案を提出しましたが、最後の問いは空欄のままでした。授業が終わる前、ひとりの生徒が、最後の問題も採点の対象になるんですかと聞きました。「もちろんだよ」と教授は答えました。「これから先、仕事の上で君たちはたくさんの人に出会うだろう。その誰もが重要なんだ。その人たちに注意を払い、気を配ってほしい。にっこり笑いかけたり、やあ、と声をかけたりするだけでもいいんだ」。私はその教訓を忘れたことがありません。それから、その清掃係の女性の名がドロシーだということも覚えました。(P28)

人は誰もが自分を認めてもらいたい、関心を持ってもらいたいと思っている。

そして、自分に関わりのある全ての人に対して、関心を払い、重要感を与えることがリーダーシップの基本である。

リーダーシップというと、とかく「俺についてこい」式の鬼軍曹型のリーダーを想像しがちだが、今日、そのようなリーダーシップが機能する組織がどのくらいあるのだろう。

むしろ、部下一人一人に関心を持ち、自己重要感を与え、その人の内なる動機に働きかけるリーダーが求められているのではないだろうか。

しかし、周りを見渡してみると、そのようなリーダーは本当に少ない。

ほとんどのリーダーは、自分のポジションパワーによって、部下を動かそうとしている。

ポジションパワーに頼っている限り、真のリーダーシップは身につかない。

リーダーはまず良心に従って生き、学ぶこと。

そして、自分に関わる一人一人に関心を持つこと。

これが基本である。

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