ビジョナリー・ピープル/ジェリー・ボラス 他
「もし、目にしたものが気に入らなければ、それを変えようと努力する。変えられなければ、それを見つめる視点を変えてみる。違った角度から見ることで、それを変えられるかもしれない。あるいは、その中に自分が活用できる何か好ましいものが見つかるかもしれない。というのも、その好ましいもの自体が内部からそれ自体を変えるかもしれないからだ。もし、世界は自分の望むように動いてくれないことがわかったとき、もし、どんなに努力を重ねても思い通りにことを進められないとき、そのときは、自分の見方を変えるべきだ。」(P77)
私たちは日々様々な現実の問題に直面する。
そのなかには、放置できないような問題もある。
しかも、自分の力ではどうしようもないことがある。
大事なことは、そのようなとき、どのように問題に対処するのかという点である。
自分の力ではどうしようもない問題に直面したとき、ほとんどの人はあきらめる。
しかし、あきらめたのでは、問題は残ったままだ。
そのとき、問題に対する見方を変えてみるというのもひとつのアプローチの方法ではないだろうか。
つまり、その問題を違った角度で見てみるということである。
どんな問題でも、自分にとって100パーセントマイナスの要素ばかりではない。
物事には必ず2面がある。
表から見えなかった部分が、裏からみることによって見えてくることがある。
問題に対する見方を変えることによって、思わぬ突破口が開けるかもしれない。
あるいは、問題そのものは解決しなくても、その問題のプラスの面を発見できるかもしれない。
そのとき、その問題は、もはや問題ではなくなっている。
大事なことは、問題を放置しあきらめる、という方法をとらないことだ。
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