« なぜ若者は「半径1m以内」で生活したがるのか?/岸本裕紀子 | トップページ | サービスの天才たち/野地秩嘉 »

2010年9月20日 (月)

戦略キャンプ/森田元、田中宏明、佐藤俊行

Img520

いかに論理的に正しい最適解を出しても、実行なくして変革は成し遂げられない。そして実行には、感情的な納得感、つまり腹に落ちることが必要になる。それは、「われわれはこの結論を出すために、ホンネで議論を尽くした」「これ以上の結論や達成感は得られないはずだ」という充足感や達成感、「自分も言うべきことを言った」「実りある議論だった」という満足感によってもたらされる。

人間は感情の動物であり、理屈で論破されても感情で納得できない時には抵抗する。相手の感情を慮ることなく、論理の力だけで人を動かすことはできないのだ。(P12)

人間は感情の動物である。

理屈でわかっても、それで行動するわけではない。

組織をある方向に動かそうとしたり、人を説得し動かそうとする場合、この点をいつも考えておく必要がある。

人を動かす場合、論理的に正しいことは必要である。

しかし、それだけでは人は動かない。

「頭ではわかるんだけど」という言葉が必ず出てくる。

つまり、頭でわかるということと、そのことを行動に移すということには、大きな隔たりがあるということ。

そして、優れたリーダーはこの点がよくわかっている。

頭ではなく、感情に訴えかけるスキルを身につけている。

日本の会社で昔から行われているノミニケーションも、この点を踏まえてのひとつの方法論だったのだろうという見方もできる。

ところが、最近、若い社員は、ノミニケーションに抵抗感を持つ人が多くなっている。

最近会社がおかしくなっているのは、この点に問題があるような気がする。

しかし、それはノミニケーションを復活させなければならないということではない。

それに変わる何かを、会社の中で仕組みとして取り入れる必要があるということである。

« なぜ若者は「半径1m以内」で生活したがるのか?/岸本裕紀子 | トップページ | サービスの天才たち/野地秩嘉 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 戦略キャンプ/森田元、田中宏明、佐藤俊行:

« なぜ若者は「半径1m以内」で生活したがるのか?/岸本裕紀子 | トップページ | サービスの天才たち/野地秩嘉 »