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2010年9月 7日 (火)

「管理職」のための七つの道具術/金津健治

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ある会社では、自分だけではどうしようもなくなった場合に、上司に「イエローフラッグ」の表題をつけてメールを送信することになっています。「助けてください。私だけではどうしようもありません」という意味で、上司はこのメールを見たら、すぐに部下のところに駆けつけます。

土台になっているのは、上司と部下の信頼関係と、次のような規範が確立されていることです。

「問題が生じるのは日常茶飯事。大切なのは後処理。大事にならないうちにリカバーすることがもっとも重要である」(P64)

問題は必ず起こるものだ。

重要な点は、この問題に対してどのように対処するのかということ。

その意味で、この会社のように問題が起こったときのルールを仕組み化することは非常に大切なことだ。

なぜなら、これによって、会社の問題に対する考え方、姿勢を示すことになるから。

言ってみれば、仕組み化することによって、会社は社員にある一定のメッセージを伝えているわけである。

この会社は仕組み化することにより、社員に「問題が生じるのは日常茶飯事。大切なのは後処理。大事にならないうちにリカバーすることがもっとも重要である」というメッセージを伝えている。

逆に、よく見られる傾向として、「問題が起こったら直ぐ相談するように」と言っておきながら、いざ、部下が上司に助けを求めると、問題を起こしたことをとがめたり、責めたりする上司がいる。

このようなことを一度でも経験した部下は、二度とこの上司に相談しないだろう。

そして、このようなことの積み重ねが社風をつくる。

こんな風土が定着してしまっている会社が多くある。

私たちはよく「あの会社は社風がいい」とか「悪い」とか言う。

しかし、社風とは明確な意思を持って創るものである。

そのための一つの方法は、会社の社員に対するメッセージが確実に伝わるように、仕組み化することである。

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