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2010年10月14日 (木)

コトラーのマーケティング理論が面白いほどわかる本/宮崎哲也

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コトラーは、世界的なホテルチェーンであるマリオット・ホテル会長の発言をあげて、インターナル・マーケティングの重要性を訴えています。会長は、同社の目標は顧客、従業員、株主の三者を満足させることであり、その中でもまずは従業員を満足させるべきである、と述べています。(P122)

以前、「会社は誰のものか」という議論が盛んに行われた時期があった。

商法でいえば、株主のもの。

オーナー経営者である中小企業の社長は、おそらく「俺のものだ」と言うだろう。

しかし、コトラーは「インターナル・マーケティング」の重要性を訴えている。

インターナル・マーケティング、つまり顧客により良いサービスを提供したいと望む社員を採用して、情報を共有化し、高いモチベーションを与えるマーケティングである。

顧客に対するマーケティングの前に、社員に対するマーケティングをせよ、ということ。

ES(従業員満足)もその中に含まれるであろう。

社員に満足感を与えることにより、顧客にも満足を与えることができる。

当たり前の話だが、このことを実践している企業は本当に少ない。

ESをスローガンのように掲げている社長はいるが、実態が伴っていない場合、これはかえって社員をしらけさせ、マイナスとなる。

社員は社長が本気でそのことを言っているのかどうか、すぐに見抜くからである。

結局、インターナル・マーケティングを成功させる第一の要素は、経営者の覚悟ではないだろうか。

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