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2010年10月10日 (日)

非効率な会社がうまくいく理由/ 中島セイジ

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人は誰もが“感動する”というような人間独自の資質を備えています。

しかし、その資質は、普段の生活の中では「OFF」の状態のまま使われずに眠っています。

それが「『掃除』を繰り返しつづける」というストレスのかかる作業で細胞レベルが刺激され「OFF」の状態が「ON」に変わるのです。

そうすることで・・・・。

「今まで見えなかったものが見えて来る」

「今まで気づかなかったことが気づくようになる」

「今まで感じられなかったことが感じられるようになる」

といった変化が自分では意識しないうちに起こります。

この行為を徹底継続することで、ある種のパワーが、人を謙虚にさせたり、感動できる人になる原動力になるのだと私は考えます。(P116)

この本のテーマは「非効率」だが、よくよく読んでみると、単なる非効率を勧めているわけではない。

100キロ歩いたり、無添加洗剤をつくったり、掃除をしたり、

これらは直接、会社の利益につながりはしない。

いや、「直接」というより、「短期的」にと言い換えた方が正確かもしれない。

一見、無駄、非効率、遠回りと思えるようなことを愚直に繰り返す。

このことによって何が生まれるのか。

計算や理論や技術といったスキルを司る細胞ではなく、

直感したり、洞察したり、決断したり、感動したりといった、

人間が太古の昔から受け継いできた、そして現代人が失ってしまった、

人間らしい能力に関係する細胞が活性化する。

それが長期的には会社の利益にもつながってくる。

こう考えると、必ずしも非効率とはいえない。

一見、非効率と思えることを、長期的視野をもって、愚直に繰り返すことのできる会社。

これが本当の意味で、強い会社だと思う。

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