« 戦略思考トレーニング/西村克己 | トップページ | 成功はゴミ箱の中に/レイ・クロック »

2010年10月19日 (火)

あなたの部下に「大きな魚」の釣り方を教える方法/ローリー・ベス・ジョーンズ

Img917

真のリーダー、チームビルダーになるための究極の試練は、〈開花させる〉ことに尽きる。

学校へ子供を送り出す親たち、入学試験に向かう生徒のために最後にドアを開けてあげる教師、自分の軍隊を戦場に送り出す少佐や大佐など、みんな解放の心の痛みや苦しみを経験している。

「できるだけのことをしてあげただろうか」

「彼らに十分教えられただろうか」

「どんな不測の事態にも備えてきただろうか」

別れの気持ちが深まるにつれ、跳ね返って来る思いなのである。

しかし実際、解放しないのは究極の裏切り行為である。

チームビルダーの仕事は、いつでも最終的に昇華させてあげること。

やる気も出た、基礎固めは済んだ、変身も遂げた、解放するときが目の前に来たのだと信頼して送り出すことが大事なのである。「なぜなら、私はあなたからいただいた言葉を彼らに与え、そして彼らはそれを受け入れた」[ヨハネによる福音書]

イエスは自分の弟子たちをさまざまなやり方で解放した。彼らの才能を解放したので、彼らは妨げられることなく自由に動くことができたのだ。(P166~167)

リーダーの究極の試練は「開花させる」ことに尽きる。

わかっていても、このことができるリーダーは多くはいない。

たとえば、企業経営者というリーダーについて考えてみると、

過去、多くのカリスマ経営者と呼ばれた人物が、晩節を汚してしまっている。

原因の一つは、次のリーダーへのバトンタッチに失敗したことによる。

あるいは、バトンタッチをしたかに見えて、実は影で権力を握り続け、経営に絶えず口を挟む経営者もいる。

つまり、任せられないのである。

いったん次の人をリーダーとして立てたならば、自由にやらせるべきである。

決して口を挟まないこと。

口を挟んだら「開花させる」ことはできない。

真に、これこそがリーダーとしての究極の試練である。

« 戦略思考トレーニング/西村克己 | トップページ | 成功はゴミ箱の中に/レイ・クロック »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 戦略思考トレーニング/西村克己 | トップページ | 成功はゴミ箱の中に/レイ・クロック »