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2010年11月24日 (水)

限界なき企業革新/J・チャンピー

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 市場の混沌と顧客主導による競争激化の中で、企業全体を動員するにはどうしたらよいかを考えていきたいと思う。リーダーシップもむろん必要であるが、それは新しいタイプのリーダーシップでなければならない。つまりこの会社が、この社員が、なぜ今このような行動を求められているかという理由づけ(説得力のある説明)を明確にできる能力が必要とされるのである。あとでも述べるように、理由づけにはいくつかの段階がある。だがそれらの理由はすべて、今日、あらゆる企業の、あらゆる従業員が抱いている疑問に答えるものでなければならなぃ。それらの疑問とは、ビジネスの“目的”にまつわるものである。つまり、「なんのためにこのビジネスをやっているのか」「このビジネスは自分にとって、業界にとって、顧客にとってなんなのか」「いったい自分たちはここで何をやっているのだろう」ということである。
 人間はカネのために働く。むろんそうだ。だが、それか毎日仕事に出かけていく唯一の理由だとしたら、想像力も、発想の斬新さも、コツコツやり抜く根気も、市場に対する感受性も出てくるわけがない。今日のようなヒジネス環境において勝利するためには、こうした資質が組織全体にいきわたっていなければならなぃのである。(P59)

何のために働くのか?

働く時、誰もがこのような疑問を持つものだ。

この疑問に対する答えは、かつては単純だった。

つまり、カネとポストである。

高度成長期の日本であれば、ほとんどの働く人は、

出来るだけお金を稼ぎ、豊かな生活をしたい。

そして、会社では課長、部長へと昇進したいと思っていた。

しかし、現代の日本において、この単純な答えで、やる気を出す人は少数派であろう。

「何のために」「なぜ」という疑問や問いかけにきちんと答えることが、現代のリーダーには求められている。

つまり、「黙って俺について来い」式のリーダーシップは通用しなくなっている環境変化があらゆる場面で起こっているということであろう。

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