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2010年11月27日 (土)

思考・発想にパソコンを使うな/増田剛己

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 『考具』という本がある。著者の加藤昌治氏は広告代理店の博報堂社員だ。仕事の現場で常にアイデアを生み出すための方法とコツをこの一冊にまとめている。この本の表紙には「考えるための道具、もってますか?」とある。なるほど、考えるための道具だから「考具」。そして、そのひとつが「メモ」なのである。
 私がこの本で大変共感したのが「ちょいメモ」の考え方だ。彼は本の中で「メモすることの効用は、頭の中にあるものを外に出す作業をすることにある」と結論づけている。実に的確な表現である。
 一回、頭の中から外に出すという作業が重要なのは、私のような文筆業に限ったことではない。もやっとした頭の中を整理するためにも、まずは外に出してやることが大切なのだ。文字にしてみるということは、他者と情報を共有できるということでもある。ここでいう“他者”とは、自分も含まれると私は考える。
 手を動かすことで、脳に刺激が与えられる。文字になったものは、次に視覚で認識される。アウトプット・インプットが重ねられて行われることで、さらなる刺激となり、記憶に強く結びつく。(P183~184)

メモすることの効用について、「頭の中にあるものを外に出す作業をすることにある」ということ。

これは確かに実感するところである。

たとえば読書。

これはインプットの行為である。

ただし、これだけでは頭に残らないことが多い。

では頭の中に刻み込むためにはどうすれば良いのか。

そこで始めたのが、アウトプットである。

つまり、印象の残った文章を抜き書きし、それみ自らのコメントを書いてみる。

これを続けることにより、頭の中に残るようになった。

このブログもそのためにやっているようなものなのだが、

著者のいうように、できればそれを“手書き”でやればもっと効果的だということである。

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