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2010年11月 6日 (土)

限りないダントツ経営への挑戦/坂根正弘

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「ダントツ商品」とは、
①思い切って犠牲にするところを先に決めて、
②競合他社が数年かけても追随できないような大きく差別化できる2、3の特長を持ち、
③しかも、製造原価は従来機と比べて10%以上低減できる
という考え方のもとに開発する新商品である。
 つまり、性能・品質はもとより、シェアも世界一をとる商品の開発ということである。
 この大枠の開発目標は、実は私が示したものだった。平時ならとても無理と言われそうな高い目標だが、危急存亡の秋にあってはやむをえない。(P39~40)

坂根氏が社長に就任した当時、コマツは業績低迷に喘いでいた。

この時期に出された開発目標がこの、「ダントツ商品」というものである。

捨てるべきところをハッキリと決めて、強みを最大限生かす、

つまり選択と集中を商品開発において実行するということである。

この開発目標が、危急存亡の秋にあって出されたということに注目したい。

このような思い切った選択と集中は、平時であればとても出せないと坂根氏は言う。

この中に、リーダーとして何が必要なのかということがハッキリと示されている。

リーダーとして必要なことは、ビジョンを示し、目標を示すことである。

そして、時を見定め、危機感を共有し、皆を一つの方向に向かわせる。

そのためにはインパクトのある目標がどうしても必要だということであろう。

しかも、目標を出すタイミングも重要である。

「リーダーシップとは何か」という問いに対する、答えの一つがここにある。

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