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2010年11月20日 (土)

リーダーシップの心理学/国分康孝

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 リーダーとして息の長い人はリーダー以前の自己研鑽がものをいっている。
 来るべき日のための自己研讃の骨子は何か。今の自分よりワンランク上になったつもりで勉強することである。たとえば万年係長は「いつ課長にしてくれるかなあ」と思ってはならない。「すでに自分は課長である」と想定し、そのつもりで勉強するのである。原理はメンタル・リハーサルである。たとえば、鉄棒の練習をする前に、目を閉じて、自分が今大車輪でぐるぐるまわっている情景をイメージするのである。そのあとでの練習は効果的である。あるいは私が講演の前に講堂を見ておき、講師控室で茶を喫しなから、壇上で雄弁をふるっている自分をイメージする。それから講演すると、だいたいうまくいく。これもメンタル・リハーサルである。
「大車輪ができるかなあ」「講演が上手にできるかなあ」ではだめである。「大車輪がすでにできている」「講演は上手にできている」という具合に、願望ではなく事実になりきるのがポイントである。
 したがって、万年課長は部長のつもりで、万年部長は専務のつもりで、専務は社長のつもリで、助手は講師のつもりで、講師は助教授のつもりで研鑽するのである。「自分は万年係長である」と思い続けるのと、「自分はすでに課長である」と思い続けるのとでは、風格からしてちがってくる。人間の立居振舞はその人間の自己概念(自己イメージ)で決まってくるからである。(P26~27)

良い自己イメージをもつことが大事だということはよく言われる。

原理はメンタルリハーサル。

「○○になりたい」というのでなく、「○○になっている」と、事実、なりきることがポイント。

確かに周りを見ていても、何をやってもうまくいかないという人がいる。

その人たちに共通して言えることは、低い自己イメージしか持っていないということ。

そして、ただ真面目にコツコツと取り組む。

しかし、なかなか結果がでない。

そういう人たちは、まず積極的、肯定的な自己イメージをもつことから始めるべきだろう。

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