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2010年11月13日 (土)

コーチングの神様が教える「できる人」の法則/マーシャル・ゴールドスミス

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 イギリス人の友人が話してくれたのだが、ロンドンのレストランである年老いたエグゼクティブがいつも世界屈指の美女をともなって食事をしているのを見かけるという、彼は、ハンサムなわけでも異性を惹きつける魅力があるわけでもない。背が低く二重あごで、太りすぎているし、はげていて、年齢は優に70歳を超えている。友人は一人の女性に、どうしてこの男に魅力を感じるのかと尋ねた。彼女はこう答えた.「彼はぜったいに私から目をそらさないの。女王様が入ってきても、彼は目をそらさないで、100%私に注意を向けていると思う、それって抵抗しがたいわ」
 前にも書いたが、ビル・クリントンもこの点において、ものすごく優れている。彼に挨拶をしようと行列に並んで初めて彼に会うときでも、個人的に一対一で接していても、クリントンは相手についてポジティプなことを言うようにしている。それも大げさに言うのではなくて、あなたにわかるように言うのだ。つまり、彼はあなたのことをあなたに自慢するのだ。それは非常に大切な態度だ(あなたがいかにすばらしいかを自分で話すようにさせられるのではなく、誰かかあなたのすばらしさを、あなたのまわりにいる人も聞こえるようにしながらあなたに話してくれたとしたら、どう感じるか想像してみてほしい、すごく、いいよね。心からその人のために何かしたくなるんじゃないか?)。そしてあなたの言葉に満身の注意を払う。クリントンがアーカンソーのつましい生活からどうして這いあがってこられたかが理解できるだろう。(P230)

人は誰でも自分のことを価値ある存在だと認めてくれる人に対して好印象を持つものだ。

そして相手に「自己重要感」を感じさせる、一番大切なことは「聴く」ということだ。

人の話を聴く、この簡単で単純なことのようだが、できている人は意外と少ない。

いや、私自身もできているとは言い難い。

ビル・クリントンには、目の前の相手に対して、「自分は特別だ」とを感じさせる特殊な能力があったということだ。

確かに、あれほどのスキャンダルを公にされながら、それでもなおかつ、致命的なことにならなかったのは、その能力に負うところもあったのではないだろうか。

しかし、どうして人の話を聴くことができないのだろうか。

それは相手に自分自身の話をまず聞いてもらいたいと、人はいつも考えているから。

ほとんどの人がそうであるならば、その中に、人の話を心から「聴く」ことのできる人がいるとすれば、その人が重宝がられるのは当たり前の話である。

「聴く」ことを身につける、これは思いのほか重要なテーマだ。

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