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2010年11月23日 (火)

日本電産 永守イズムの挑戦

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「これまで三年間赤字が出ていたのに、今から二年半先に最高利益が出るのかと。大ボラ吹いてるんじゃないかと思われるかもしれません。私は再建のプロ、経営のプロですから見ればわかります。今は確かに瀕死の重傷を負っています。ちょっと手遅れになったら潰れる、と思いますけど、今からきっちりやれば、それぐらいの潜在能力を持っています」
「『おまえなんか信用でけへん。今日はじめてやってきて、何をえらそうなこと言っているんや。高い壇上から大きな声を張り上げて言うんじゃない』と言われるなら、それはそれで結構です。はじめてお会いして、『あんたを信用します』というのはかえっておかしい。だから、もし私が信用できないというのだったら、一年間でいいです。今期は処理の期間ですから、願わくば一年半ほしいですけど、そんな待てるかというなら一年で結構です。一年間だけだまされたつもりで私の言うことを聞いて、行動してほしい。それで一年後に、この会社に変化がなかったら、つばをかけようが足で蹴ろうが、好きなことをやっていただいて結構です」(P94)

過去最高益を更新し続けている日本電産。

この会社の永守社長が買収した三協精機製作所を訪れ、全社員の前で語った、その第一声。

このことばの中に、社長の並々ならぬ決意と自信がみなぎっている。

「一年間、だまされたつもりで私の言うことを聞いて、行動してほしい。それで一年後に、この会社に変化がなかったら、つばをかけようが足で蹴ろうが、好きなことをやっていただいて結構です」

この自信はどこからくるのであろうか。

恐らく過去の成功体験ではないかと思う。

過去、何度も赤字会社を買収し、再建してきたその経験と、そこから生まれたノウハウ、

それらが積み重なって、この自信と確信が生まれているのであろう。

しかし、これだけのことは言われた社員は、「一年間だけ、だまされたつもりで行動してみるか」という気持ちになるに違いない。

リーダーは人を動かす言葉を持つべきである。

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