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2010年11月 2日 (火)

リーダーシップ/ルドルフ・ジュリアーニ

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 ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエは、“神は細部に宿る”と述べた。そのとおりだと思う。リーダーが大きな組織の細部を。“隅から隅まで”知っていたりすると、それは部下に裁量権を与えない統制管理だと非難されがちだ。しかし、組織がどう機能するかを理解しておくのは、リーダーの責任であると同時に、うまく部下に仕事を任せることにもつながる。
 “小さなことをおろそかにしない”という方針は、わたしが犯罪に立ち向かうために採用した。“壊れた窓”理論の核心をなす。この理論は、人が住まなくなった建物の壊れた窓のように、一見些細な事象が、地域の荒廃というもっと重大な結果に直結すると考える。無傷の建物なら石を投げない人間でも、すでに窓がひとつ壊れている建物なら、もうひとつ窓を壊すことに抵抗を感じないだろう。さらに、次々と窓を割って大胆になった人間は、周りに違法行為を止める人間がいないと見るや、もっと悪質な犯罪を行なうかもしれない。
 同じ方針が、犯罪だけでなく、管理者が直面する課題すべてにあてはまる。(72~73)

小さなことをおろそかにしない。

このことが徹底できている企業は以外と少ないのではないだろうか。

様々な会社を訪問したとき、まず最初に見るのは、

社員が挨拶をきちんとできているかどうか、

整理整頓ができているかどうか、

社屋が古いか新しいかにかかわらず、きちんと掃除がされているかどうか、

机の上に資料が山積みにされていないかどうか、

このような点である。

一見、どうでもいいようなことなのだが、実はそこに会社や社員の意識、社長が社員に何を教えているのか、が表れているからである。

これは意外と当たる。

やはりいい会社は、小さなことをおろそかにしない。

逆に、悪い会社は、小さなことはどうでもいいと言わんばかりに、売上や利益ばかりを気にする。

大きなことを変えるためには、まず小さなことにこだわり、変えることだ。

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