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2010年12月16日 (木)

そうか、君は課長になったのか。/佐々木常夫

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 人事評価では、その人を「A」と評価するか「B」と評価するかなどということよりも大事なことがあります。それは、君がひとりの人間として、部下の仕事を認めてあげることです。
 人は仕事を通して何に生きがいを見出すかというと、もちろん報酬ではありません。報酬よりも、納得のいく仕事であり、自分が成長していくことが実感できる仕事であり、仕事の結果としを正しく認めてもらうことです。そして、一般社員に対して、これらを与えることができるのは課長にほかならないのです。(P107)

通常、課長の役割の一つとして部下の人事評価がある。

この人事評価をどう捉えるかは重要だ。

多くの場合、人事評価とは、その人の給料や賞与の額を決めるために行うという受け止め方が多い。

しかし、もし、人事評価の目的がそのようなことのためだけにあるとしたら、虚しい。

そもそも、給料の額がアップしたからといって、本当に人はやる気になるのか。

そりゃあ、給料は少ないより多い方がよいに決まっている。

しかし、それで本当にやる気ができかということになると、それは別の話だ。

人がやる気になるのは、自分の仕事が面白かったり、自分のやった仕事で人が喜んでくれるのを見たり、あるいは自分の仕事が認めてもらえたりすることであり、給料はあまり関係ない。

とするならば、人事評価も、そのような人を認めたり、仕事の目的や意味を再認識させたりするために活用すべきだ。

人事評価は何のためにやるのか?

この点を評価にたずさわる人は、真剣に考えるべきだ。

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