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2010年12月 9日 (木)

ご機嫌力で仕事がもっとうまくいく/村上力

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 1987年に、トヨタはGMと合併会社を作った。一緒になってみてわかったのは、GMの社員は問題を見つけたとき青くなったが、トヨタの社員は問題を見つけて喜び、元気になったことだった。あまりに文化の違いに両方の社員が驚いたという。
 トヨタの社員が問題を見つけて喜ぶのは、それが改善につながるからである。逆に彼らは問題がみつからないと心配になるのだ。
 GMの社員は、問題が発生したとき「ヤバイ」「どうしよう」、「誰かが見つけるまで、しらないフリをしよう」と青ざめる。
 たとえ上長に自分が報告をしなければならないとしても、「あまりたいしたことではないのですが・・・・・」というように、オブラートに包んで報告します。「たぶん、誰々の責任で・・・・・」というように、前置詞をつけて。
 一方、トヨタの社員はというと、問題を発見するとまずうれしい気持ちになります。問題を発見したら喜ぶようにと言われて育っているのです。
 そして、その問題の原因はどこにあるのかを喜んで自分で突き止めようとします。
「こういう問題が起こりました。その原因はおそらくここにあります」というように、みんなの前で鬼の首をとったように発表するのです。
 つまりご機嫌なんです。
 さらに、みんなでその問題をやっつけるために、どうやったら二度とその問題が起こらないかを、ワクワクしながら改善していくのです。
 簡単に言ってしまえば、この、問題が発生したときに青ざめるか、それとも喜ぶかの差が、二兆円の利益を出す会社か、大赤字を出し続ける会社かの差です。その組織の人間性の差が、優良企業か否かの違いになります。(91~92)

問題が発生したときの、受け止め方の差、これがその後の成長に大きな違いをもたらす。

トヨタといえば「改善」ということばが代名詞となっている。

それほど改善が組織文化になってしまっているのがトヨタであり、それが強さとなっている。

そして、その前提は「問題」対する受け止め方だ。

「問題」をどう見るのか?

「問題は解決することのできるもの」という考え方が根底にあれば、問題を隠したりすることはなくなるであろう。

また問題を見つけ、解決する度に、組織も個人も強くなっていく。

まず、日常生活の中で、問題を解決することを習慣化することだと思う。

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