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2010年12月13日 (月)

史上最強の人生戦略マニュアル/フィリップ・マグロー

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 出来事をどう見るかで、あなたにとってのその出来事の意味が決まる。
 大事なのは、こと認識に関する限り、望めば今とは「違う選択」をする能力が、あなたにはあるということだ。あなたは、物事をどう受け止めるか選ぶことができる。
 この事実を想像できるかぎりでもっとも過酷なかたちで試すような出来事が、オーストリア人の精神科医、ヴィクトール・フランクル博士の人生に起きた。彼は第二次世界大戦中、ナチに逮捕され、アウシュヴィッツの強制収容所に入れられていた。
 ナチの親衛隊(SS)は、彼の妻と両親を殺し、今度は考えられるあらゆる侮辱を彼に加え、彼の命をその手に握っていた。後に収容所での体験について綴ったものの中で、フランクル博士は、看守の異常なまでの統制ぶりについて述べている。彼や仲間の捕虜たちは毎日、いつ座り、いつ立ち、いつ働き、いつ食べ、いつ寝るか命令された。生きるか死ぬかについても命令された。
 強く心をとらえる感動的な著書「夜と霧」の中で、フランクル博士は、こうしたいつ果てるともない悲惨な状況に直面し、SSの看守にも統制できないきわめて重要な面が自分にあることを発見したと書いている。看守たちは、彼が苦しみに対してとる態度を統制することはできなかった。看守たちは、彼が自分に対する扱いをどう解釈し、どんな反応を示すかといったことを、強制することはできなかった。
 捕虜生活のある瞬間に、フランクル博士は人生の決断を行った。なんの意味もないことのために、こうしたひどい目に遭わされているとすれば、自分は気が狂うだろう、と彼は考えた。そこで「自分がこの人生に持たせる意味や適切な認識を通してのみ、私たちはこの人生について知り、経験する」という原理に従って生きる決心をした。(P227~228)

過去に起こった出来事を私たちは変えることはできない、

しかし、過去に起こった出来事に対する認識とその意味は、自分の力でどうにでも変えることができる。

そしてこのことは、アウシュヴィッツという極限状態においても当てはまる。

それを考えると、人生に起こっていることすべては、自分の責任、

そして、自分の意思によって人生はどうにでも変えることができる、という言葉も真実味を帯びてくる。

人生において、自分でコントロールできる部分とできない部分がある。

まずはこれらをはっきりと区別することだ。

そして、コントロールできる部分については、しっかりと自分でコントロールし、

コントロールできない部分については悩まないことだ。

これによって、この後の人生は確実に変わっていくことだろう。

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