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2011年1月 7日 (金)

教科書が教えない歴史4 近代日本と戦争/自由主義史観研究会

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 アメリカは、サウジアラビアや西ドイツなどとともに、日米安保条約を結んでいる同盟国であり、アメリカの核の傘の下で経済大国に発展した日本にも、戦費の拠出と共同行動を求めてきました。石油輸入の7割を湾岸地域に依存している日本、世界平和の恩恵を最も受けている日本に対して必ずしも不当な要求とはいえません。
 ところが、要請を受けた日本は、政府も国民も大騒ぎとなりました。軍需物資の輸送を政府から要請された海運業界では、海員組合がこれを拒否しました。あわてて国会に上程された「国連平和協力法案」は廃案となりました。ある主婦グループは何を勘違いしたのか、イラク大使館ではなくアメリカ大使館に反戦デモをかける始末でした。
 1991年1月17日、同盟国による軍事行動が開始されました。その後の地上戦を経て湾岸戦争は2月28日、同盟国の勝利に終わりました。しかし、日本は130億ドルという巨額の資金を出しながら、クウェート政府が出した感謝決議の対象国からもはずされるという屈辱を味わいました。湾岸戦争は、経済大国となった日本が道義を忘れた醜い国家になってしまっていること、いやそもそも国家の体をすらなしていない国となっていることを、白日のもとにさらす深刻なできごとでした。

湾岸戦争当時のゴタゴタは、今も記憶に新しい。

しかし、このゴタゴタは今も、普天間問題や尖閣諸島問題等、違った形で続いている。

いつごろから、日本はこんないびつな国になってしまったのか。

戦後、日本は確かに物質的には豊かになった。

だが、失ったものも多い。

その意味で、もう一度歴史に学び、原点に立ち返るべき時期にきているのではないだろうか。

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