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2011年1月25日 (火)

この国を出よ/大前研一、柳井正

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 昔、ある新聞記者が、アメリカでの日本企業の失敗がなぜ日本に伝わらないのか、という研究をしたことがあります。その原因は、日本企業の経営者は成功したことは語るが、失敗したことは話さないという点にありました。失敗談を話すと、日本企業ではマイナス評価になってしまうため、語ることができないのです。
 日本企業では、「失敗」という最も貴重な経験が共有されていない。だから、他の会社だけでなく、同じ会社の中でも別の事業部が同じ失敗をすることが多いのです。(P69)

楽天イーグルスの野村元監督が、その著書の中で、「私は『失敗』と書いて『せいちょう』と読むことにしている」と書いている。

企業や人が成長するためには、失敗が必要だというのは、誰もが頭ではわかっていることだ。

しかし、このことを実行している企業や人は少数派だと思う。

どんな物事であっても、失敗すれば実害を被る。

問題は、この実害をどう見るかだ。

これを単なる損失と見るか、先行投資と見るか。

ポイントは「時間軸」だと思う。

短い時間軸で見れば、失敗は単なる損失、

長い時間軸で見れば、失敗は先行投資である。

今は変化の速い時代、何事もスピードが求められる。

しかし、だからこそ、長いスパンで物事を見ることが大事だという視点を持つ必要がある。

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