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2011年3月28日 (月)

柳井正 わがドラッカー流経営論

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 「知識労働者は、すべて企業家として行動しなければならない。知識が中心の資源となった今日においては、トップだけで成功をもたらすことはできない」(『創造する経営者』)。ポストモダンの時代の到来にいち早く気付いたドラッカーは、従業員一人ひとりの知識や判断が企業経営を支えていることを強調し、「知識労働者」という言葉を盛んに使った。
 ドラッカーは当時すでに、もはや労使が対立している場合でもなければ、強力なリーダーの統率力に頼る時代でもない。企業という共同体を支えるのは、そこにいる全員である、と説いている。(P88)

“社員は経営者の言う通りに、ただ黙って働いていれば良い”という時代は終わったと言って良い。

今は変化の速い時代であり、それは顧客の動向に現れる。

顧客の最も近くにいるのは、経営者ではなく、社員である。

つまり、顧客の最も近くにいる社員が自ら考え行動する、

そして、経営者は、そのような社員の声に耳を傾け、経営判断をする。

トップダウンでもなく、ボトムアップでもなく、その両方の要素を取り入れた経営が今求められいている。

最近起こったプロ野球のセリーグの開幕時期の問題。

すったもんだの挙げ句、結局、パリーグの開幕時期に合わせることで一件落着となったが、

これも、ファンの声のもっとも近くにいる選手の意見を無視したセリーグの経営者側の傲慢からくるものだ。

つまり、“社員は黙って経営者の言うことを聞いて従っていればいいんだ”という昔ながらの体質が現れた例である。

しかし、これに似たようなことは、多くの企業で起こっている。

むしろ、このような企業が大部分だと言っても良い。

今後、このような企業は、衰退への道を歩むことになるだろう。

経営者も、そこいる社員も、今こそ変わるべきときだ。

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