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2011年3月25日 (金)

個性を捨てろ!型にはまれ!/三田紀房

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 自分で考える自分の長所、あるいは自分ならではの個性なんて、ほとんどの場合が「こうありたい自分」の姿でしかない。そんなものを押しつけられるのは、周囲からすれば迷惑千万だ。
 だから、わざわざ個性的であろうとすることはやめよう。
 あえて人と違ったことをすることもないし、カッコつけて中途半端なアウトローを気取ることもない。
 まずは基礎を、つまり他人と同じことをやっていけばいい。
 本当の個性とは、他人と同じことをやっていく中でこそ、明らかになってくるものなのだ。周囲と同じことをやっていく中で、違いを見つけ、そこを伸ばし、自分のものにすること。それが個性なのである。
 そもそも「俺って個性的」をアピールしている連中ほど、見事に没個性であるものだ。
 たとえば、「本当の自分を探すため」とか言って、インドあたりに出かける連中。
 もう、その「インドに行けばなにかがある」と思っている時点で、救いようがない。
 しかも、インドに行った程度で「自分は特別な体験をした」「自分は個性的なヤツだ」なんて思っているようでは、話にならない。(P29~30)

"守破離"という言葉がある。

まず基本となる型を徹底的に学び、身に付ける、

それができるようになったら、次の段階として、それを少し変えてみる、

最終的に、自分独自の型を身に付け、自分のものにする。

物事を習得するのは、ほとんどがこのステップを踏む。

ところが、問題は“守”の部分である。

何をやっても中々伸びない人は、この守の部分がおろそかになっている。

いきなり、自分なりのやり方でやろうとする。

ところが、世の中、そんなに甘いものではない、

そんなもの、通用するはずがない。

“型”を否定する人がいるが、それは間違っている。

“型”はどうしてできたのか、

どうして代々受け継がれてきたのか、

それはそれなりの理由があるから、

普遍性があるから、代々受け継がれてきたのである。

それを無視して、良い結果が得られるはずがない。

共通する成功法則がある、

それは徹底的に型を身に付けるということ、

自分なりのやり方を生み出すのは、それが完璧にできてからだ。

これは王道である。

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