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2011年3月17日 (木)

誰も書けなかった国会議員の話/川田龍平

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 こうした自分の体験やさまざまな前例を反芻して思い当たることは、国民に知られたくないような事件や出来事があるときには、なぜか決まって突然警察が動き出すということでした。その日でなければならないわけでもないのに、なぜか警察が動き出す、警察が動くとマスコミが騒ぎ出し、急激にどんどん膨らんでいく熱気球のようにひとつの事件があっという問に全国ニュースに拡大します。
 まるで警察が、国民に知らせたくないニュースが出てくるのに備えてこうしたネタを隠し持っているかのように思われるのです。
 そうしたタイミングで警察が事件捜査に突然動き出し、マスコミが飛びつき、報道が継続するように少しずつ小出しにネタをリークしながら事件を大きくしていく。こうしてもっとも知られたくないニュースを消し去ってしまうように思えてなりません。
 情報化社会のマスコミ操作とは、いかに国民にとって大事なニュースを知らせないかということではないでしょうか。それを誰にも気づかせないためにはマスコミが飛びつきそうなニュースをつくり出し大きな話題にすることが効果的なのだと思います。
 驚いたことに、政党に所属している議員たちにこの話をしても、「そういうものだよ、川田君」という答えが返ってくることが多いのです。(P175~176)

日本の特徴として、何かセンセーショナルな事件や事故が起こると、

テレビ、新聞といったマスコミは、そのことの報道一色になってしまうということがある。

どのチャンネルを回しても、ほとんど同じニュースを取り上げる。

国民もその影響を受け、マスコミに踊らされ、極端に考えが振れてしまうことが多い。

日本人の国民性といってしまえば、それまでだが、

もし、仮に、公権力がその日本人の国民性を熟知し、利用しているとしたらそれは問題だ。

著者の川田氏の言うには、自分が薬害エイズの活動をしていて、

国民に知ってもらいたいような裁判所の判決がでた時には、

決まって、警察が動きだすというのである。

どうしても偶然の一致とは思えないという。

真偽のほどは明らかではないが、

少なくともマスコミに踊らされないような、

物事の本質を見極める目を、

ひとりひとりが持つ必要があるということは言える。

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