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2011年3月16日 (水)

決定版 失敗学の法則/畑村洋太郎

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 日本人というのはどうも、失敗が起こるとその原因を探って事実関係を明らかにする前に、失敗の当事者を「とんでもないことをした」、「絶対に許せない」と責め立てて溜飲を下げているようなところがあります。そして、当事者の処分が決まると問題が解決したかのように思って、もう失敗のことは考えない。だから、この国では失敗が繰り返されるのです。
 当事者の「責任追及」をすることも必要です。しかし、それだけでは次の失敗は防げず、むしろ再生産をするおそれがあります。大切なのは、失敗がなぜ起きたのかという「原因究明」と、二度と失敗を起こさないようにするためには何をすべきかという具体的な対策を立てることなのです。(P151)

失敗が起こると、多くの場合、まず犯人探しがはじまる。

マスコミが騒ぎ立て、誰かが犯人として浮かび上がる。

そして、その人が謝罪することによって、国民は溜飲を下げる、

すべて一件落着となる。

ところが、大事なことはここからである。

その失敗の原因を究明し、具体的な対策を立てなければ、結局同じことの繰り返しとなる。

つまり、責任追及と原因究明を分けて考えることが必要だということ。

日本の場合、責任追及が終わるとなぜかトーンダウンしてしまう。

今回の福島原発の事故、

どうか、犯人探しで終わることだけはやめてもらいたい、

きちんとした原因究明と今後の具体策が必要だ。

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