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2011年3月27日 (日)

リーマン恐慌/岩崎日出俊

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 かのケネディ大統領の父親は、1920年代、アメリカの株式市場が活況を呈していたときに、思い切って資産を株式に投下し、富豪への道を切り開いた。そして、その後に襲いかかってきた大恐慌直前に、すべての保有株式を売り抜けていたことで有名になった。
 決断のきっかけは、ニューヨークの街頭で靴を磨いてもらっているときに訪れた。
 そのとき、靴磨きの少年はしきりに株の話をしていたのだ。靴が磨き終わるまでのわずかの間に、ケネディの父親は手持ちの株の売却を考え始めたといわれている。
 「こんな少年までが仕事の手を緩めて、株に浮かれている。これは危ない」
 そう気づいた彼の直感は当たり、ケネディ家は富豪のまま生き残ることとなる。(P3~4)

ケネディ大統領の父親には、“これは危ない”と感じる感性が備わっていたということだろう。

危機を感知する感性、

今のような変化の速い時代には、これが必要だ、

では、これはどこから来るのだろうか。

特別な能力なのだろうか、

どうもそうではないようだ。

むしろ、普通の感覚を、どんなときにも持ち続けることができること、

世の中が同じ方向に向かって突っ走ろうとしているとき、

一歩退いて、自分を客観視できること。

これが必要なのではないだろうか。

特に日本人は、極端に一方方向に流され易い、

今回の地震とそれに伴う福島原発の事故に対する過剰反応はそれを示している。

支援の輪が広がる一方、水や食料、ガソリンの買い占め騒動が起こっている。

日本人の良い面と悪い面が、両方でてしまっている、

今こそ、普通の感覚を持つことが大事だ、

そうすれば、自分のやるべきことが見えて来る。

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