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2011年6月16日 (木)

渡邉美樹の超常思考 勝つまで戦う/渡邉美樹

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 じつは、2009年の新卒採用者にこんな話をしました。「いまのところ、わが社はワークシェアリングを導入して給料を減らす予定はない。だが、もしそうなったときには、君たちにはフルに働いてもらう。いや、そういうときこそ、フルに働くんだ。この感覚がわからないという人がいたら、辞めてもらってかまわない。ただ、何があっても君たちのことは守る。会社が潰れるまでクビにすることはない。そうやって、長期的にお互いの幸せを考えていこう」と。そうしたら彼ら、「もう、当たり前じゃないですか」という目で、頷いてみせてくれました。
 古くさい根性論と思われるかもしれませんが、そうやって社員の一人ひとりが会社全体のことを自分のこととして考えられるようでないと、どんな逆境からも這い上がることのできる、本当に強い企業にはなれません。(P78~79)

雇用を守る手法としてワークシェアリングがある。

不況下におけるワークシェアリングとは、人員を削減せず、その代わりに各自の労働時間を減らし、賃金も下げるという考え方。

要は、みんなで痛み分けしようというもの。

しかし、渡邉氏は社員にはそこからもう一歩踏み込んでほしいと言う。

仮にワークシェアリングで給料が減り、労働時間を減らそうということになっても、

逆に、フルに働いてもらいたい、会社は雇用は守ると言っている。

つまり、会社も雇用を守ると約束するが、社員にも会社への徹底したコミットメントを求めるという姿勢である。

今、ここまで言える経営者は少ない。

逆に、確かにこのような事を社員の前で言える会社は、強い会社だと言えよう。

おそらくこれは、渡邊氏の経営者としての覚悟から来ているのだろう。

リーダーシップとは何だろうということを考えさせられることが多い今日この頃だが、

結局それは、表面的な能力の問題ではなく、内側からにじみ出る覚悟があるかどうかということではないだろうか。

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