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2011年7月 5日 (火)

運命は「口ぐせ」で決まる/佐藤富雄

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 人間は脳の中にコンピュータをもっています。
 このコンピュータとは、古い脳(自律神経系)のことですが、コンピュータが正確に機能していくためには、いくつかのポイントがあります。それをわかりやすくするために、飛行機とパイロットの関係を考えてみましょう。
 現在の飛行機は、そのほとんどがオートパイロット(自動操縦)で運航しています。オートパイロットというのはコンピュータで制御されているので、人間が直接手を下さなくても目的を達成するようにできています。目的地や高度などの情報をはじめにインプットすると、あとはすべてコンピュータが働き、目的地まで何もしなくても連れていってくれるのです。(中略)
 これを人間に置き換えてみましょう。
 人生における計画を立てたとします。しかし、三年先のことは現実には見えていません。見えていないところへ行くには、オートパイロットという自律神経系がもっている特性を使います。すると、脳のオートパイロットは、必ずそこへ連れていってくれます。(P70~71)

人間の脳は飛行機のオートパイロットに似た機能を持っている。

つまり、目的地をセッティングしたら、自動的にそこに連れていってくれる。

しかし、このとき、パイロットが臆病であって、ひょっとしたら違うところを飛んでいるのではないかと思って確かめようとしたらどうなるだろうか。

まず、オートパイロットをマニュアル、すなわち手動に変えるだろう。

手動に変えるということは、有視界飛行にするということ。

すると、目で見て確認できるところまで高度を下げなければならない。

そうなると、さまざまな問題が起きてくる。

これと同じことを私たちは行っているのではないだろうか。

目標を立てたということは、脳の中にあるオートパイロット機能のスイッチをオンにしたということ。

後は、自動的に目的地まで連れていってくれるはずだ。

けれども、時間がたつにつれて現実が不安になりはじめると、私たちも飛行機同様、手動に切り換えてしまう。

手動に切り換えると、目で見える範囲から抜け出せない有視界飛行の状態になり、日常生活の枠を抜け出せなくなってしまう。

これだと、せっかく目標を決めても無駄になってしまう。

もっと脳の持っている機能を信頼することが大事ではないだろうかと考えさせられた。

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