« お金の流れが変わった!/大前研一 | トップページ | 「見せかけの勤勉」の正体/太田肇 »

2011年8月27日 (土)

経済ニュースが10倍よくわかる 日本経済のカラクリ/三橋貴明

A9rf2de  そもそも日本のメーカーは、海外の需要のために製品を開発し、成長してきたわけではない。1億3000万人近い人口がいる巨大な国内市場でもまれにもまれ、叩かれに叩かれて磨き上げた製品だからこそ、海外でも売れたのだ。
 その「根っこ」を忘れてはいけない。グローバルスタンダードなどと言い出すと、日本企業の本質を忘れた物言いを始める人が少なくないのだ。(P105~106)

この本は、私たちが知らず知らずの内に常識だと思い込んでいる事柄に別の角度から切り込み、いろんな気付を与えてくれる。

例えばグローバル化の問題。

近年、サムソンに日本のメーカーが追い抜かれてしまったことを引き合いに出し、「競合企業が国内で消耗戦を続け、わずかな余力しか海外に振り向けられないようでは、韓国企業に追いつけない」といった論調。

そして日本にいくつかある企業を合併させ、ガリバー企業を作りグローバルでの戦いを優位に進めるべきだというもの。

しかし三橋氏は、日本の企業が強いのは、日本人という世界で最も品質にうるさい消費者に揉まれ切磋琢磨して技術革新、品質向上に努めてきた結果だとのこと。

日本企業が世界で勝つためには、あくまで世界一厳しい日本市場で切瑳琢磨し、オリジナリティあふれるものを作り出す。

その上で評判の良い物を輸出するという流れでなければいけない、と説く。

だから、ガラパゴス化大歓迎。

言い方を変えれば、ガラパゴス企業こそが、新しいグローバル市場の覇者となると言う。

ガラパゴス化を諸悪の根源のように批判する論調とは一線を画する。

いかに私たちがマスメディアによってマインドコントロールされているかということであろう。

« お金の流れが変わった!/大前研一 | トップページ | 「見せかけの勤勉」の正体/太田肇 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 経済ニュースが10倍よくわかる 日本経済のカラクリ/三橋貴明:

» 中古車買取 [中古車買取]
中古車査定シュミレーションページです。大手数社から同時に一括査定ができます。 [続きを読む]

« お金の流れが変わった!/大前研一 | トップページ | 「見せかけの勤勉」の正体/太田肇 »