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2011年8月25日 (木)

地頭力を鍛える/細谷功

A9rd526  「流れ星に三回願いごとをすると願いが叶う」と言われている。読者はこの話を信じるだろうか?実はこの話にはれっきとした根拠があるのである。流れ星を実際の星空で見たことがあるだろうか?実物の流れ星というのは、たとえ「○○座流星群」のようなかなり集中的で数の多いものであっても、何分かに一回ほんの一瞬だけ現れてすぐに消えてしまうものであり、実際にこの瞬間に願いごとを三回も言うというのは至難の技である。しかもいつ現れるかわからないので、よほどの「準備」を事前にしておかない限りはそんなことは不可能である。(中略)
 もうおわかりであろう。この「神様のエレベーターテスト」に合格するためには、片時も忘れずに願いごとを単純に凝縮した状態で強く心に思い続けることが必要なのだ。一つのことをそこまで強く継続して思い続ければ、叶わぬ願いなどないはずがないというのがこの話のメッセージである。スポーツの世界でもビジネスの世界でも、夢を叶えた人たちというのは「神様のエレベーターテスト」に合格した人ばかりなのだ。これには普段から「結論から」「全体から」「単純に」考えることをとことん追求しておく必要がある。(P209~210)

コンサルタントの世界に「エレベーターテスト」と呼ばれるものがある。

例えばあるコンサルタントがクライアントにプロジェクトマネジャーとして駐在し、社長が最終報告先であるプロジェクトを実施しているものとする。

ある時偶然エレベーターホールの前で社長とぱったり会って「プロジェクトの状況はどう?」と聞かれたとする。

多忙な社長に説明できるのは、エレベーターに乗って降りるまでの30秒だけ。

こうした場合にいかに簡潔かつ要領を得た説明ができるか?

これがエレベーターテスト。

これをうまくこなすにはどうすればよいか?

ここでのポイントは、自分の取り組んでいるプロジェクトの状況を「いつでも」「短時間で」説明できるよう、心の準備をしておかなければならないということである。

だから「流れ星に三回願いごとをすると願いが叶う」というのは迷信でもなんでもなく、極めて合理的な考え方だというのである。

確かに、一瞬の内に、自分の一番の願いを凝縮した短い言葉で語るというのは、普段から考え抜いていないとできることではない。

そして、普段から考え抜いていることであれば、おそらくそれは潜在意識の中にもしっかりと刻み込まれているだろうから、実現される可能性が極めて高いといえる。

つまり「流れ星に三回願いごとをすると願いが叶う」言い伝えは、極めて合理的な考え方であると言うこと。

そのように説明されると、「ナルホド」と思わずうなってしまう。

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