« 広報室沈黙す/高杉良 | トップページ | いま、働くということ/大庭健 »

2011年8月18日 (木)

型破りのコーチング/平尾誠二、金井壽宏

Isbn9784569774770  よく「チームワーク」と言いますよね。ぼく、あの言葉が大嫌いなんですよ。ワークというのは、だれかに命令されてやらされるということじゃないですか。そんなの楽しくないし、やらされていると思うから、じゃあ見えないところで手を抜こう、サボろうという気持ちになるのではないですか。
 それで、ぼくは「チームワーク」ではなく「チームプレー」と言うようにしています。これは仕事じゃないよ、遊びなんだ、って。遊びだからこそ必死になれるのです。遊びは真剣に取り組まなければ成立しませんからね。
 子どもの鬼ごっこを見てください。なんであんな単純なことで、あそこまで楽しめるのかといえば、だれもが必死だからですよ。必死にやらず手を抜いたら、とたんに楽しくなくなる。そういうことを子どもたちは、無意識のうちに感じ取っているのかもしれませんね。それに、真剣だからこそ秩序やルールもそこから生まれるともいえます。
 ですから、組織と個人の関係を考えるにあたっては、まず、遊び=プレーの概念を全員が共有し、そのうえで自由と規律のバランスを考えるのが、ぼくなりのやり方なのです。(P56~57)

「チームワーク」ではなく「チームプレー」。

この視点は新鮮だ。

言われてみれば確かにそうだ。

「ワーク」といった場合、どうしても「やらされ感」というものが出てくる。

日本の組織がどうも窮屈に感じられるのは、規律の割合が大きすぎるからではないだろうか。

どうも日本人は、組織の一員となったら、自分のやりたいことを我慢しなければならないと無条件に思い込んしまうようなところがある。

しかし、やらされ感があった場合、どこかで「手を抜こう」とか「サボろう」という感覚がでてくる。

だから、平尾氏はあえて「チームワーク」ではなく「チームプレー」だと言うのだろう。

そして「遊びだからこそ必死になれる」という。

確かにそうだ。

必死に真剣に遊ばなければ、遊びは楽しくない。

「遊び」という感覚が真剣さを引き出すといってもよい。

「仕事は遊びじゃないんだ」という人がよくいるが、

それは「遊びの本質」を間違ってとらえているのではないかとも言える。

« 広報室沈黙す/高杉良 | トップページ | いま、働くということ/大庭健 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 型破りのコーチング/平尾誠二、金井壽宏:

« 広報室沈黙す/高杉良 | トップページ | いま、働くということ/大庭健 »