人は「感情」から老化する/和田秀樹
中高年が本を読むときは流し読みしててもダメで、無理にでもエピソード化していかないと、なかなか記憶に残りにくい。
そんな「エピソード記憶」する読書法に、イチャモンをつけながら読むという方法がある。これは人生経験が豊富にあればこそできる方法だ。つまりどんな高名な著者でも、自分の体験に照らし合わせると「そうじゃないだろ」と突っ込んだり、言いがかりやイチャモンがつけられる。
“嫌米物”や“嫌韓物”も、著者の判断を鵜呑みにするのではなく、「それは決めつけがすぎるだろう」「こうしたほうがいい」と、自分なりの価値判断をしながら読むようにすれば、面白く感じるはずだし、記憶に残るようになる。(P155)
読書する場合の問題の一つは、読みっぱなしにしては何も残らないということ。
中高年になると、この傾向は更に顕著になってくる。
これに対する対策は、私の場合、読書をして一箇所印象に残った箇所を抜き書きし、それにコメントをつけるというもの。
このブログも人に読んでもらうためというより、自分自身のために行っている。
はっきり言ってコメントの内容も人に見せられるようなものではない。
時々読み返してみたら矛盾だらけ。
それでもやめないで続けているのは、それなりのメリットを感じているから。
和田氏が言っている「エピソード記憶」する読書法に通ずるものがあるのではないかと思っている。
何よりも大事なことは「続けること」だ。
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