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2011年8月26日 (金)

お金の流れが変わった!/大前研一

A9r6a89  ほかの通貨に対して円高が進んでいるというのに、個人資産が海外に出て行かず、ほとんどの人がいまだに0.2パーセント程度しか利息のつかない円預金を続けている状態は、覇気のなさを通り越して、異常としかいいようがない。
 仮にも表面的には円がここまで“高評価”されているのは、世界が日本に「来てください」といっているに等しい。相手から「銃に弾を詰めてやったぞ、さあ撃て」といわれているのに、なぜか日本人は引き金を引こうとしないのだ。撃たなければせっかくの銃も宝の持ち腐れ。やがて火薬が湿気て、撃とうにも撃てなくなってしまうだろう。(P241)

今、円高が進んでいる。

これに対して悲観論、否定論が多い。

しかし、これは見方を変えればチャンスということ。

もし、現在の強い円を使えばエネルギー、食料、鉱物、木材といった資源がバーゲンセール状態で買える。

世界最大の天然ガス企業であるガスプロムや、同じく世界最大の鉱山会社のBHPビリトン、穀物メジャー大手のコンアグラやバーゲルなども、いまなら簡単に買収、または資本参加できる。

また日本には1400兆円もの個人金融資産が手つかずで眠っている。

こんな国は世界のどこを探してもない。

国民の消費マインドが高まってこれが市場に出てくれば、景気は一気に回復する。

つまり、日本に関していうなら、リーマン・ショック後の不況は決してピンチではなく、むしろチャンスとしなければならないというのが大前氏の主張である。

物事の見方には必ず両面がある。

日本のマスコミ報道は、片面だけに偏り過ぎる傾向がある。

報道を受け取る者がもっと賢くなり、自分で物事を考えるクセをつける必要があるということだろう。

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