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2011年9月11日 (日)

田原総一郎 Twitterの神々

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 武田信玄の息子・武田勝頼は、武田家伝統の当時最強と言われた騎馬軍団を率いていましたが、そこに立ちはだかったのが織田信長です。鉄砲という新しいテクノロジーが日本に伝来したときに、「これだ!」といって大量に買った。しかも鉄砲の大産地である堺も制圧している。
 さらに信長は鉄砲を買ってきて何をやったかというと、鉄砲隊を3列編成にして最前列がバーンと撃ったら、退いて次には2列目に撃たせた。つまり火縄銃なのに連射の仕組みを考えた、とされています。これはITで言えば、コンピュータを1台だけ持っています、という状態じゃなくて、そのコンピュータを使ってどういう組織にするかを考えたわけです。
 つまり最新のテクノロジーを持ち、それを使って組織形態まで変えてしまった組織に対しては、武田の騎馬軍団のようにそれまで「最強」とされた組織が遮二無二かかっていっても、全く歯が立たないのです。だから新しいテクノロジーは単なるシンボリックな旗じゃないんです。もう戦闘のあり方、つまり経営のあり方を変えなきゃいけないんです。(P242)

上記は、NTTドコモでiモードを立ち上げ、大ヒットさせた夏野剛氏が田原氏との対談で語った言葉。

夏野氏が言うには、ITの時代に入ったということは、単にパソコンを使って仕事をするということではなく、会社の組織形態、さらに経営そのものを変えるということ。

そしてそのお手本が織田信長であると。

確かに、そのように考えてみると、パソコンという便利な道具を手に入れた企業が、それを使いこなすことで、「我が社はIT化が進んでいる」と言っている例が多い。

パソコンでワードやエクセルを使えるようになればそれで満足。

メールを使えるだけで、何かすごく進んだことをしているような感覚になってしまう。

つまり組織形態はそのまま、経営のあり方もそのまま、ただ、そこにパソコンが加わっただけ、これがIT化だと思ってしまっている。

しかしITはITだけでは何もしてくれない。

それを社内の組織の仕組みに入れたとき初めてパワーになる。

IT化するということは、もっと組織のありようを根本的に変革をするということ。

その意味では、今日本で、本当の意味でIT化している企業はほとんどないといってよいのではないだろうか。

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