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2011年10月 6日 (木)

強運になる4つの方程式/渡邉美樹

A9rea60   車や時計以外に、バブルの頃は、投資の対象として土地を買わないか、絵を買わないか、株を買わないかといろいろな話がきました。
  けれど、そういった儲け話はすべて断りました。そのようなことで儲けても、私はうれしいと思わないからです。儲けることで会社が弱くなるほうが、ずっと恐ろしいからです。
  店舗で汗水流して働き、ビール一本につき10円儲けさせてもらっているのに、会社が土地を買って、10億円儲けたらしいよということになったら、アルバイトや社員の士気は下がって当たり前。そうなれば、自ずと会社が弱くなります。(P161)

ワタミの創業者、渡邉氏は世界中の「ありがとう」を集めることを理念としている。

ワタミという会社が集める「ありがとう」の量、「ありがとう」の総和、「ありがとう」の数を最大にすることを目標として掲げている。

ただ、立派な理念を掲げる企業は履いて捨てるほどある。

上場企業であれば、すべてといって良いほど立派な経営理念を持っている。

問題は、その理念が、社長室の額縁に飾るためだけのものなのか、本気で実行しようとしているものなのかだ。

それを見分けるのに一番簡単なのは、何かあったとき、経営者がどんな経営判断をするのかを見るということ。

たとえばバブルの時代、多くの企業が土地を買いあさり、本業以外の投資に走った。

いずれも立派な経営理念を持っている会社ばかりである。

それらのバブルに踊った企業は「手段を選ばず、儲けることを最優先させる」と経営理念でうたってはいなかったはず。

つまり理念でうたっているのとは真逆の経営判断をした企業ばかりだった。

なんのための経営理念なのか。

大事な経営判断が必要なときの、礎になるのが経営理念であるはず。

ワタミの渡邉氏はバブルの時代、簡単に儲ける手段があったにも関わらず、その話に乗らなかった。

つまり、理念をかたくなに守り続けたということ。

それが今のワタミにつながっているということであろう。

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