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2011年10月23日 (日)

経済成長って何で必要なんだろう?/飯田泰之、 岡田靖、赤木智弘、湯浅誠

Bt000013502100100101_tl 飯田
 20世紀以降の近代社会をいろいろな国で見ていくと、経済の潜在的な生産力は平均的にだいたい年2%から2.5%で向上していく。はっきりとした理論化はまだですが、いろいろな国、いろいろな時代を見ると、だいたい中長期的に年2%台の成長なんです。
 例えばどういうことかというと、すごく大雑把な話ですが、1日100個の製品を作れていた人が、1年後には102個くらいつくれるようになる。
 もちろん、なかには20%成長する人もいるし成長しない人もいるんでしょうけれど、おしなべて平均すると2%だということです。
 そうすると、もし経済状態がそのままで、つくるモノの量が一定であれば、毎年2%の人間がいらなくなるーー排除されていくわけです。
 例えば、よく「日本は失われた10年もちゃんと成長していたじゃないか」みたいな話を聞きますが、やっぱり実質で年2%以上成長しないと、必ずどこかにしわ寄せがいく。そのしわ寄せがきたのが、氷河期世代だと思うんですね。
 僕自身は、社会全体の雇用の流動化は不可欠だと思っていますが、流動化と経済成長がツイストしていないと、その痛みはあまりにも大きなものになってしまう。

本書は経済学者の飯田泰之氏が行った、エコノミストの岡田靖氏、評論家の赤木智弘氏、活動家の湯浅誠氏との対談3本を中核としている。

この中で飯田氏が一貫して主張しているのは「経済成長は必要である」ということ。

格差と貧困の問題に一番有効なのは長期的には経済成長、短期的には景気対策。

現在起きている問題にとどまらず、システムとしてのセーフティネット確立のためにも経済成長が必要。

今、国の借金は924兆円になったという。

この問題は単に消費税を上げれば解決するというものではない。

基本はやはり経済成長。

年金の問題もそう。

少子化が一番の問題だが、それを解決するためにもお金がいる、つまり経済成長は不可欠。

日本では「経済成長はもういいんじゃないか」という意見がある。

しかし、そうした意見に対する重要な反論が上記の「2%説」。

経済成長しないと、2%ずつ人がいらなくなっていく。

その2%をどうすればいいのか。

ワークシェアをするのか。

しかし、緊急避難的にそれが可能としても、やはり限界がある。

経済成長しなければ、ワークシェアそのものも維持できなくなってしまう。

本書では、経済成長に必ずしも肯定的でない評論家の赤木氏、活動家の湯浅氏と飯田氏が対談することによって、かえって経済成長の必要性が浮き彫りになっているところが面白い。

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