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2011年11月23日 (水)

習慣力/今村暁

C__docume1__locals1_temp_znp7d  私はセミナーの中で、
「やる気のない人の気持ちになってください」
 と会場の受講生の皆さんに、やる気のない人になってもらうことがあります。
 そしてその次に、
「今度はやる気のある人の気持ちになってください」
 と言って、やる気のある人の気持ちになってもらいます。
 この2つを続けてやると、実は面白い現象が起こります。ここであなたも実際にやってみてください。それから、この先を読み進めてみてください。
 どんな現象が起きるのか?
 私が言ったのは、
「やる気のない人の気持ち(感情)になってください」
 ということでした。しかし、それを聞いた受講生の皆さんがやることは、「頭を下げ、肩を落とし、背中を曲げ、うつむいて無表情になり、顔から力を抜く」なのです。全国のどこの会場でやっても、ほぼ同じ行動を皆さんが取ります。
 次に、やる気のある人の気持ちになってくださいと言うと、皆さんは「イスを座り直し、顔が上を向き、背筋が伸び、そしてニコニコし」始めます。これがやはり全国で老若男女にかかわらず起こります。
 ここから何が言えるか?
 実は私たちは、気持ちや感情を作るときに、姿勢を変えたり、表情を変えたり、動作を変えたりすることから入るのです。「感情」というのは、どんな「言葉」「動作」「表情」「姿勢」を使っているかで、作られてくる一面もあるのです。

よく言われることに、「悲しいから泣くのか、泣くから悲しくなるのか」ということがある。

おそらくどちらも正しいのであろう。

悲しいから泣くことももちろんあるし、泣くことによって悲しくなることもある。

つまり、感情とは私たちの言葉、動作、表情、姿勢によって作られる一面が確かにあるということ。

ところが、多くの場合、感情的に落ち込むと、言葉や態度も否定的になってしまい、ますます落ち込みが激しくなる。

このような場合は、まず言葉を積極的、肯定的な言葉に変え、背筋を伸ばし、いかにも希望にあふれているという姿勢を取ることだ。

このような心と身体のメカニズムは知っておいて損はない。

日常のちょっとした場面で使える知識である。

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